2.1.3.2 ImagingStudy

2.1.3.2.1 概略

患者の画像検査(DICOM画像で情報が取得される検査)に関する情報

項目 内容
定義URL http://jpfhir.jp/fhir/StructureDefinition/JP_ImagingStudy
バージョン 1.0.0
名前 JP_ImagingStudy
タイトル JP Core ImagingStudy Profile
ステータス ドラフト(2021-06-01)
定義 ひとつの画像検査を対象として表現する、ImagingStudyリソースのためのプロファイル
公開者 HL7 FHIR JP WG
Copyright 2021
ソースリソース https://simplifier.net/fhirjpigwg/jpimagingstudy

本プロファイル説明は、患者に付属する画像検査情報について、情報の登録や検索、取得のために、FHIR ImagingStudyリソースを使用するにあたっての、最低限の制約を記述したものである。

ImagingStudy リソースに対して本プロファイルに準拠する場合に必須となる要素や、サポートすべき拡張、用語、検索パラメータを定義する。


背景および想定シナリオ

本プロファイルは、以下のようなユースケースを想定している。

SWG2コメント:swg2の議論ではユースケースを厳格に決めていなかったので、いまのタイミングで代表的なユースケースを想定する必要がある。

  • Patientリソースからの指定された日時、期間での画像検査情報の参照
  • ImagingStudyリソースから指定したモダリティに関する検査の画像検査情報の参照
  • ImagingStudyリソースから指定したモダリティに関するシリーズの画像検査情報の参照
  • ImagingStudyリソースから指定した部位の画像検査情報の参照
  • ImagingStudyリソースから使用可能な画像検査情報の参照 Encounterリソースから画像検査を実施した検査の画像検査情報の参照

SWG2コメント:※ simplifierにて下記の条件で検索して、Simplifier.Core.R4.Resourcesなどを参考に ユースケースを記載しました。 https://simplifier.net/search?text=imagingstudy&scope=Core|International|National&category=Profile&fhirVersion=R4
※ 上記ユースケースのその2をもとに日本で考えられるユースケースに編集して記載する。


スコープ

ImagingStudy はDICOMの画像検査や、検査のなかのシリーズや画像オブジェクトの情報を提供する。また、どのようにDICOM形式あるいはJPEGなどの描画された形式の情報を受け取るのかについての情報を提供する。

このプロファイルでは上記想定シナリオにて用いられる ImagingStudyの用途がスコープであり、ImagingStudyの情報項目の1つを取り扱う際に、必要な要件を定義している。

2.1.3.2.2 関連するプロファイル

このプロファイルは、以下のリソースに対して定義された各プロファイルから直接参照される可能性がある。

  • JP Core Patient リソース
  • JP Core Encounter リソース
  • JP Core CarePlan リソース
  • JP Core Specimen リソース
  • JP Core Condition リソース
  • JP Core Location リソース
  • JP Core Procedure リソース
  • JP Core Endpoint リソース
  • JP Core Practitioner リソース
  • JP Core DiagnosticReport リソース
  • JP Core Observation リソース

SWG2コメント: ※ simplifierにて下記の条件で検索して、Simplifier.Core.R4.Resourcesなどを参考に 列挙しました。今回のユースケースに限れば、PatientとEncouterリソースのみに限定した方が良いのか確認が必要です。 https://simplifier.net/search?text=imagingstudy&scope=Core|International|National&category=Profile&fhirVersion=R4

2.1.3.2.3 リソース定義

identifierΣ0..*Identifier
statusΣ ?!1..1codeBinding
modalityΣ0..*CodingBinding
subjectΣ1..1Reference(Patient| Device| Group)
encounterΣ0..1Reference(Encounter)
startedΣ0..1dateTime
basedOnΣ0..*Reference(CarePlan| ServiceRequest| Appointment| AppointmentResponse| Task)
referrerΣ0..1Reference(Practitioner| PractitionerRole)
interpreterΣ0..*Reference(Practitioner| PractitionerRole)
endpointΣ0..*Reference(Endpoint)
numberOfSeriesΣ0..1unsignedInt
numberOfInstancesΣ0..1unsignedInt
procedureReferenceΣ0..1Reference(Procedure)
procedureCodeΣ0..*CodeableConceptBinding
locationΣ0..1Reference(Location)
reasonCodeΣ0..*CodeableConcept
reasonReferenceΣ0..*Reference(Condition| Observation| Media| DiagnosticReport| DocumentReference)
noteΣ0..*Annotation
descriptionΣ0..1string
uidΣ1..1id
numberΣ0..1unsignedInt
modalityΣ1..1CodingBinding
descriptionΣ0..1string
numberOfInstancesΣ0..1unsignedInt
endpointΣ0..*Reference(Endpoint)
bodySiteΣ0..1Coding
lateralityΣ0..1Coding
specimenΣ0..*Reference(Specimen)
startedΣ0..1dateTime
functionΣ0..1CodeableConceptBinding
actorΣ1..1Reference(Practitioner| PractitionerRole| Organization| CareTeam| Patient| Device| RelatedPerson)
uid1..1id
sopClass1..1CodingBinding
number0..1unsignedInt
title0..1string


必須要素

次のデータ項目は必須(データが存在しなければならない)、あるいは、データが送信システムに存在する場合はサポートされなければならないことを意味する。(Must Support)。

ImagingStudyリソースは、次の要素を持たなければならない。

  • identifier : 画像のStudy Instance UIDを示すために必須である。
  • status : 検査項目情報の状態は必須である。
  • subject︓このリソースが示す検査項目が、どの患者のものかを示すため、このプロファイルでは参照するpatientリソースの定義を必須とする。
  • modality : 検査がどのモダリティを用いたものかを示すために必須である。
  • encouter : このリソースが示す画像検査の進捗状況を示すため、このプロファイルでは必須とする。
  • series.uid : Series Instance UIDはシリーズを一意に示すために必須である。
  • series.modality : シリーズがどのモダリティを用いたものかを示すために必須である。
  • series.instance.uid : 画像のSOP Instance UIDを示すために必須である。
  • series.instance.sopClass : 画像のSOP Class UIDを示すために必須である。

SWG2コメント: ※ SimplifierのOverviewにて1つ以上の値をもつことが必須な項目を記載して、さらに画像データが既に存在することを想定して追記しました。


Extension定義

(このプロファイルでは拡張定義は行っていない)


用語定義

Path 定義 バインディング強度 バリューセット
ImagingStudy.modality 全シリーズで用いられているモダリティのリスト。(0008,0060), (0008, 0061)をOR条件で記述し、重複する値は1つにまとめて表現する。 Required(← ※Extensibleから変更) DICOM Part16 CID29 Acquisition Modality
ImagingStudy.series.modality このシリーズのモダリティ Required(← ※Extensibleから変更) DICOM Part16 CID29 Acquisition Modality
ImagingStudy.series.bodySite このシリーズの撮像対象となった解剖学的部位 Example DICOM Part16 Annex L OR JJ1017 (← ※SNOMEDコードを使用できないため、コード値については要検討)

制約一覧

(このプロファイルでは制約定義は行っていない)

2.1.3.2.4 利用方法

インタラクション一覧

コンフォーマンス インタラクション
SHALL(必須) search-type、read
SHOULD(推奨) vread、history-instance
MAY(利用可能) create、update、patch、delete、history-type

OperationおよびSearch Parameter 一覧


Search Parameter一覧

コンフォーマンス パラメータ
SHOULD subject(Patient) reference GET [base]/ImagingStudy?subject=Patient/123
SHOULD subject,modality reference,token GET [base]/ImagingStudy?subject=Patient/123&modality=CT
SHOULD subject,bodysite reference,token GET [base]/ImagingStudy?subject=Patient/123&bodysite=T-15460
SHOULD subject,started reference,date GET [base]/ImagingStudy?subject=Patient/123&data=eq2021-06-25
SHOULD subject,started,modality,bodysite reference,date,token,token GET [base]/ImagingStudy?subject=Patient/123&data=eq2021-06-18&modality=CT&bodysite=T-15460
SHOULD encounter reference GET [base]/ImagingStudy?encounter=Encounter/456

操作詳細


必須検索パラメータ

次の検索パラメータは必須でサポートされなければならない。(SHALL) (ImagingStudyリソースでは検索の多様性が求められるため、必須としての検索項目は定義していない。)


推奨検索パラメータ

次の検索パラメータはサポートすることが推奨される。(SHOULD)

1.患者中心での検索:対象患者(= Patientリソース)を条件とした検索をサポートすることが望ましい。

GET [base]/ImagingStudy?subject={reference}

例:

GET [base]/ImagingStudy?subject=Patient/123

2.モダリティ中心の検索:対象患者(= Patientリソース)と撮影に使用されたモダリティを条件とした検索をサポートすることが望ましい。

GET [base]/ImagingStudy?subject={reference}&modality={token}

例:

GET [base]/ImagingStudy?subject=Patient/123&modality=CT

3.部位中心の検索:対象患者(= Patientリソース)と撮影の対象となった撮影部位を条件とした検索をサポートすることが望ましい。

GET [base]/ImagingStudy?subject={reference}&bodysite={token}

例:

GET [base]/ImagingStudy?subject=Patient/123&bodysite=T-15460

4.日付中心の検索:対象患者(= Patientリソース)と撮影の日時を条件とした検索をサポートすることが望ましい。

GET [base]/ImagingStudy?subject={reference}&started={date}

例:

GET [base]/ImagingStudy?subject=subject=Patient/123&data=eq2021-06-25

5.日付中心の検索:対象患者(= Patientリソース)と撮影の日時を条件とした検索をサポートすることが望ましい。

GET [base]/ImagingStudy?subject={reference}&started={date}

例:

GET [base]/ImagingStudy?subject=subject=Patient/123&data=eq2021-06-25

6.複数の条件を組み合わせた検索:対象患者(= Patientリソース)、撮影の日時、撮影に使用されたモダリティ、撮影の対象となった撮影部位を条件とした検索をサポートすることが望ましい。
GET [base]/ImagingStudy?subject={reference}&data={date}&modality={token}&bodysite={token}

例:

GET [base]/ImagingStudy?subject=Patient/123&data=eq2021-06-18&modality=CT&bodysite=T-15460

7.来院情報中心の検索:来院情報(= Encounterリソース)を条件とした検索をサポートすることが望ましい。
GET [base]/ImagingStudy?encounter={reference}

例:

GET [base]/ImagingStudy?encounter=Encounter/456

オプション検索パラメータ

(このプロファイルではオプション検索パラメータ定義は行っていない)


Operation一覧

(このプロファイルではオペレーション定義は行っていない)